あぁ〜、ケベック州を離れることを真剣に考えています。
カナダの中でも、色んな意味で特別な位置にあるケベック州。
北米で一番最初に出来た街であり、フランスとイギリスが領土戦争を起こした場所。
そのせいで、古くから英語を話す人と仏語を話す人たちが共存して来た場所です。
元々、戦争に勝った英国が、長く住むフランス人の人たちに英語を強制せず、フランス語の使用を許しフランス語での自治を許した結果ケベック州と言う特別な州が生まれた経緯があります。
今ではそれが、ケベック州では仏語だけしか許されないと、仏語以外では日常生活からビジネスまで不可能にする法律 Bill 96を可決することにまで。
この州に住む人たち誰に聞いても仏語そしてケベックの文化を守ることは大切だと答えます。
だからと言って、仏語を母国語としない人たちを苦しめる法律は不要だとも同意する州民も多くいます。
アテシが思う法案に反対する理由は大きく次の3点です。
- 殺人事件を調査している警察官よりも寛大な捜索と押収の権利を言語事務所に与えてる。
- 個人や会社の私物を何の理由も無く押収することが出来るとか民主主義の国では考えられない💢
- 仏語を母国語とする人口が減っている理由で英語の大学への入学を規制し仏語の能力テスト次第では卒業も出来なくさせる。
- 仏語圏の若者が世界で活躍出来る場を自分で断ち切ってしまってどうするの?仏語だけより英語も話せる人材を臨む会社や業界は多いはず。
- 医療関係での言語制限。
- 一体これは誰のため?医者のため?患者のため?てめーら殺人者かコラっ💢
特に、無制限に与えられた捜索と押収の権利は怖いですね。
公共機関でなくプライベートの企業でもこんなことされるならどんな会社がこの州で起業しますか?
ここにいる企業もケベック州内だけで運営している会社ならともかく、カナダ国内だけでグローバルな会社は、仏語だけで業務をすることは無理ですよ。
メールのやり取りだけでなく、社内の指示にしても、全部を仏語だけにすることは無理。
ウチの会社も移転を真剣に考慮されていて、第1回目の打合せが明日から始まります。
医療での言語制限とか本当に訳わからないんですけど。
自分の生死に関わる判断を知らない言葉で行わないといけないってどう言うこと?
然も、医者も看護婦も英語を知らないって言うならまだしも、知っていて話すなってあんたどう言うことよ💢
患者のカルテまでも政府が見れるとかこれあり得ないから。
プライバシーや個人の人権、企業の権利だとかを無視した法律って一体何のためよ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
モントリオールの弁護士団体は、法的に争うと声を上げています。
必要だったら国連人権委員会まで持って行くと発表しています。
カナダ連邦の行動も疑心ですよね。
司法的対応も考慮する。
考慮ってさぁ〜。
行動を起こすのに一体何が必要なのよ。
頼れるのはこの弁護士団体の皆さんだけかしら。
頑張ってください❣️
でも結果が出る前に州を出ていると思いますが・・・( ; ; )
コメント
コメント一覧 (2件)
おはようございます。
いやいや、こんな法律がある州にはフランス企業も進出しないでしょうよ(笑)
私も住めと言われたら『嫌で~す』って即答しちゃいそう。
多様性を認めない強権独立州になろうと本気で思っているんでしょうか?
Giroさん、おはようございます💕
今日もコメント本当に有難うございます🙏
マジでフランスからもゴメンですって言われるような内容でしょ⁉️
連邦政府も何か言っているけど逃げ腰って言うかはっきりしないって言うか。
弁護士だとかが訴訟起こしてその状況次第でどうするか判断するって態度が見え見えで余計にムカつく💢
独立が最終目的なのは確かなんですよね。
長期計画。
こうやって自州民の教育を統治して洗脳してしまえば、政権の言う通りにしやすいでしょ。
どっかの大陸の国みたいに。