ケベック州では3月初めから多くの学校が春休みに入ります。
早いところは2月の最終週から始まるこの春休み。
2週間ほどあるのですが、ケベック州政府はこの間にロックダウンを緩和するように多方面から色んなプレッシャーを受けていたんではないかと察します。
政府は春休み期間のロックダウン緩和策について次のような発表をしています。
- 映画館、インドアスポーツはオープン。
- 屋外なら8人まで集まることも許可。
- オレンジの地域1では夜間外出禁止は21時から翌朝5時まで。
強制的に行動を規制され続けているケベック州民のストレスはマックス状態。
今回の緩和策案はそんなストレスを少しでも発散させたい政府の意図は感じられるのですがそれだけ。
多くのレストランやスポーツジムが経営難で店を閉めている中、経営者陣は『今回も政府が不公平な方針を貫くなら政府の政令を無視する』なんて意見も飛び交っています。
映画館の経営陣は、『マスクの常時着用が義務付けられているので、ポップコーンやコーラなどの販売で得る収益が期待出来ない。映画館をオープンするだけで損になる』と今回の案では閉めたままにする選択肢を選ぶ経営陣も多そう。
映画館はオープン出来て劇場は出来ない理由は?
劇場はオープン出来ないけど、美術館はオープン出来る根拠は?
アイスホッケーやテニスなどのインドアでも出来るスポーツは良くてスポーツジムはダメな根拠は?
スポーツジムのオーナーも政府の理由がサイエンスに基づいていないと頭を傾げています。
政府は第3波を防ぐためだと州民の理解を要請していますが根拠が不透明なだけに説得力に欠けるのも事実です。
世界各国で新型コロナウィルスの異変形が多く出て回っています。
ケベック州でも感染力が強いと言われている英国型や南アフリカ型のウィルス感染が見つかっているだけに政府もギリギリの線で州民に息抜きをと考えた上での対策案だと頭では理解出来ます。
報道陣からの質問にルゴー首相はこう答えました。
みんなを満足させることは不可能だ。
誰かがどうしても不満を持ってしますのは仕方ない。
何か、こう開き直られるとイラッとするのはアテシだけ?
言われていることは正しくて、十分同感出来るんですが、インタビューを見ていてカチン💢っと来てしまったアテシです。
本当に1日も特効薬を作ってくれぇ〜❗️
そう強く願っています。
- 感染者状況を色別にして赤が一番危険地域、オレンジがその次、黄色、緑の順で分けて行動規制内容を指定しています。 ↩︎
コメント
コメント一覧 (2件)
確かに8人はOKで、10人は何で駄目なんだって事になりますよね。
ワクチンも必要だとは思いますが、本当に治療薬が早く開発される事を願うばかりです。
他の国に比べたらメキシコは最初からもの凄くゆる~い感じなのですが、それが幸いしたのか最近身近な人の感染が少なくなってきたと実感しています。
Giroさん
いつもコメントありがとうございます❣️
北欧米でも感染者数減って来ていますよね。
ただ、Variantsが問題視されてはいますが。
ワクチンは水際対策で、特効薬/治療薬が出来ないと治らないですよね。
ケベック州でも1000人/日未満になって来たんですよ。
大丈夫かなぁ、規制緩和し始めて・・・