【ストーリータイム】アテシが「男」と初めてリアルした時のはなし

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こんにちは、けび子( @keviko.com)です。

最近ゲイブログを良く読んでいますが、「ゲイアプリとリアルの経験」についての投稿が頻繁に目に留まる様に思います。

若い方のブログを読んでいるからですかねw。

楽しんで読ませて頂いています。

同時に、アテシの若い頃の思い出とも比べながら読んでいます。

そこでアテシが生まれて始めて男性とリアルした時の話しを書いてみようと思います。

けび子

書いてみたらちょっと長くなっちゃいました。
良かったらお付き合いください。

目次

パソコンもスマホもアプリも無い時代

1番最初のリアル経験は20歳の時でした。

もうかれこれ30年近くも前の話。

アテシがアメリカ留学中のはなしです。

当時は今の様に家庭にパソコンがあった訳でもなく、もちろんスマホなんて無い時代でアプリなんて言葉自体も存在しない時代。

アテシの家庭は母親がキリスト教徒だったので、日本にいた頃から教会には通っていました。

留学してもすぐに近所の教会に通う様になり、青年団コーラス部1でピアノを弾かされる様になりました。

その練習で集まっていたある日、メンバーの女の子がこんな事を言い始めました。

女の子

###合線沿いにあるXXX公園知ってる?
あそこには夜近寄らない方がイイんだって。
駐車場の暗闇でホモが隠れて出会う場所らしいよ。

もちろんそんな話が聞こえた瞬間アテシは耳を立てて話に聞き入りました。

ちょっと気になったのは「近寄らない方がイイ (shouldn’t go near)」って言っていた事です。

当時、アテシの住んでいた町やその近辺の街では、たくさんのゲイが大怪我をして入院したり命を失くしたり、ゲイパッシングの被害を受けていました。

けび子

下手に近寄ったらどんな被害に遭うか分からない。。。

それから数週間悩みに悩んだんですが一度駆り出した興味心は衰える事はありませんでした。そして、ある夜勇気を出して行きました。

すれ違いざまに品調べ

##号沿いにあるこの公園は結構大きい公園で車を駐車場に留めて散策したりバーベキューをしたりする事も出来ます。

駐車場も数カ所にあって各所には必ず木々に隠れて暗くなる場所があったのを覚えています。

ゲイバッシィングも実際にこの公園の駐車場で有ったのですが車を駐車して林の中で殺害されたと聞いていたので「車からは絶対に降りない。」そう決めて行ったのを今でも鮮明に覚えています。

初めてで何がどうなっているのか分からないまま、兎に角車でこっちの駐車場、あっちの駐車場と公園内をグルグル車で探索していました。

そうしたら数台の車が同じ事をしているのに気がついたんです。

そしたらある車がすれ違う間際にスピードを思いっきり落として来たのでアテシもスピードを落として相手の方を向いたんです。

相手はアテシの顔をみて気に入らなかったんですよね。

きっと。ッチ

そのまま去って行きました。

良くは覚えていないんですが、きっとドキドキしていたんだと思いますよ。

それよりも、がっかりした気分の方が大きかった様に覚えています。

そしてその夜はそのまま帰りました。

恐怖心 < 好奇心

もうアテシの好奇心には火が点ってしまって次にいつまたあの公園に行けるかそればかり考えていました。

教会のコーラスの練習もあるし、学校の宿題もあるし。

同じ教会に通っていたルームメイトにも夜独りで出かけるそれらしい用事が見付からずにローソクの火だった好奇心の火は消える事なく燃え続けていました。

最初の挑戦から2〜3ヶ月してとうとう独りになれる機会が来ました。

サンクスギビングかクリスマスか何かだったと思います。長期祝日で学校もお休み。

ルームメイトも実家に帰省して数日間は自由に出入りが出来る様になったんです。

車ですれ違いに品定めされたあの日から何回も頭の中で色んなシチュエーションを想像して来ました。

もし変な人に会って窃盗・暴行なんかされたら。。。

拳銃とか持っていたら。。。

そんな恐怖心ももちろんありました。

いや、きっと有ったはずです。

でも、「他の男性に触れる」と言う行為が自分にとってどうなのかを知りたくてその好奇心の方がどんな恐怖心よりも勝っていたんだと思います。

だってその時どれだけ怯えていたかは覚えていないから。。。

最初の出会い

前回と同じ様に車で公園内にある駐車場を行ったり来たりしながらアテシも負けずに車ですれ違いざまに品調べをしました。

「イイな」と思ってもそこで車を留める訳にはいきません。

結局アテシはどうしたら良いのか分からず車を駐車場の端に留めることにしました。

木々に隠れた暗い場所。

そしたらある1台の車が隣に駐車したんです。

何回かすれ違った記憶のある車。運転手もアテシとそう大して差のない年頃で容姿も悪くなかったんじゃないかな。。。

恥ずかしいけどはっきりと覚えていない。。。

この相手に触れることが出来るのかどうかで頭がいっぱいで、何の話をしたのか全く覚えていないんですが向こうがアテシの運転手側に歩いて来たのでアテシは車の窓を開けて話をしたのを覚えています。

そして二人で向かったのは。。。

教会の駐車場

お祈り

アテシは本当に悪いクリスチャンです。

教会の駐車場が一番安全だ。

そう言われて向かったんです。

まさか教会の駐車場でそんなことする人いるとは誰も思わないですよねw。

彼の車だったかアテシの車だったかうる覚えだけどアテシの車だった様な気がします。

当時乗っていたのがFord Escortっていう車でアメリカでは珍しくマニュアル車だったんです。

アテシの記憶にはマニュアルのスティックが見えるので。。。恐らくアテシの車で移動したんだと思います。

そこで初めての他の男と。。。

詳しいことはまぁ〜ご想像にお任せします。

ただ、今でも記憶に鮮明に残っているのは車の窓が二人の蒸気で曇っていたこと。

それと、『ティッシュを車にも常備する』ことを覚えました(爆)

さいごに

こうやって書いてみるとすごい古いですよね。。。

自分のことながら本当に遠いむかし話みたい。

まだまだこんな感じの話はあるのでまた思い出しながら書いています。

最後まで読んでいただき有難うございました。

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  1. 男性の数が少なかったので女性も入っていました。 ↩︎
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