今回胆のう摘出手術をして一銭も払わず帰宅療養しています。
もちろん、税金で払っているからなんですが、一体どれだけ払っているのか。
さらっと説明したいと思います。
年々税率が更新されるので、取り敢えず2023年の税率として書いてみたいと思います。
所得税-連邦分
所得額によって追加で所得税がかけられる仕組み。
税率 | 課税所得基準額 |
---|---|
15% | 課税所得のうち 53,359ドル以下 |
20.5% | 53,359ドルを超えて 106,717ドルまでの課税所得の部分 |
26% | 106,717ドルを超えて 165,430ドルまでの課税所得の部分 |
29% | 165,430ドルを超えて 235,675ドルまでの課税所得の部分 |
33% | 課税所得が 235,675ドル以上 |
例えば、年収が75,000ドルだった場合、最初の53,359ドルは15%の課税対象で、8,003.85ドル。
残りの21,641ドルは20.5%で、4,436.41ドル。
合計で、12,440.26ドルが税金で所得の16.6%になります。
所得税-ケベック州分
所得税は州にも払います。
連邦と仕組みは同じですが、税率と課税所得基準額が異なります。
税率 | 課税所得基準額 |
---|---|
14% | 所得が49,275ドル未満 |
19% | 所得が49,275ドル以上 98,540ドル未満 |
24% | 所得が98,540ドル以上 119,910ドル未満 |
25.75% | 所得が119,910ドル以上 |
さっきと同じく年収が75,000ドルだったら、最初の49,275ドルは14%で6,898.50ドル。
残りの21,641ドルが19%で、4,111.79ドル。
合計で、11,010.29ドル。
所得の14.7%になります。
年金制度、失業保険、社会保障、福利厚生など
所得税の他に、国民年金、失業保険、国民保険などの福利厚生税を払います。
ケベック州以外は連邦の定めた率を払います。
下記はケベック州の税率です。
QPP-Quebec Pension Plan ケベック州年金貯蓄
税率 | 課税所得基準額 |
---|---|
6.4% | 最高63,100ドルまで |
所得の63,100ドルまでが課税対象になります。
年収が75,000ドルの場合は、最高額の4,038.40ドルを納めることになります。
QPIP-Quebec Parental Insurance Plan ケベック州養育保険貯蓄
税率 | 課税所得基準額 |
---|---|
0.494% | 最高91,000ドルまで |
所得の91,000ドルまでが課税対象になります。
年収が75,000ドルの場合は、最高額の449.54ドルを納めることになります。
Quebec EI ケベック州失業保険
税率 | 課税所得基準額 |
---|---|
1.27% | 最高61,500ドルまで |
所得の61,500ドルまでが課税対象になります。
年収が75,000ドルの場合は、最高額の781.05ドルを納めることになります。
まとめます
所得が75,000ドルだった場合はこんな感じの税金を払うことになります。
項目 | 金額 | 割合 |
---|---|---|
連邦所得税 | 12,440.26 | 16.6% |
州所得税 | 11,010.29 | 14.7% |
ケベック州年金積立 | 4,038.40 | 5.4% |
ケベック州養育保険 | 449.54 | 0.6% |
ケベック州失業保険 | 781.05 | 1.0% |
合計: | 28,719.54 | 38.3% |
最後に
それでも結局は年末調整で、扶養家族の有無や医療費、学費などをクレジットとして請求して収めた分から幾分か換金を貰うことになるので、実質はもう少し低いかも知れません。
所得が多い人ほど、色々と税法を駆使して勘金額を増やすことが出来るので、今回の例が必ずとはいえません。
アテシも、政府認定の年金積立を別途しているのでその年に投資した額は所得額から差し引く事が出来て、税額を下げることが出来ます。
まぁ〜老後その年金積立からお金を使い出したらその分は所得と見做され所得税を払うことになるので単に所得税の支払いを延期させている感じです。
ウチの会社は社会保険を全額負担してくれているので助かっていますが、そうでない会社で働いている場合は年間2,000ドル近辺の保険料を追加で払うことになります。
こんな感じで税金を払った分病院の検診だったりも無料ですし、今回アテシが受けた手術も無料です。
アメリカの様な華やかな病院はありませんが😅
日本も結構税金納めていると思いますがどうです?
コメント
コメント一覧 (2件)
やっぱり日本で払う位の額は支払っているんですね。
こちらの所得税は一般企業の上級職の給与で約25%位払っています。
でも、給与所得者が労働者人口のの30%です(笑)
一般企業に勤めている場合、社会保険代は給与の3%程度、大半を企業が
負担してるのでほぼ無料で社会保険病院で受診できますが
私は行った事がありません。
Giroさん、こんにちは〜❣️
今日もコメント有難うございます🫶
日本も結構払っていそうですよね。
無料で医療サービスが利用出来るのって本当に助かります。
アメリカ時代に病院に行った後で請求書に吃驚させられる様な事が無いので😆