ネットニュースでちょっと興味深い記事を読みました。
2007年にカナダ市民権を取得した女性が、日本に大学教授として帰国した後、日本のパスポート申請をしたら国から『日本人じゃない』とパスポート発行を拒否されたそうなんです。
このケースはアテシの友達とも似ているので凄く興味深いんです。
アテシの友達同様、この女性はご両親の介護の為に、カナダのパスポートで帰国したそうなんです。
アテシの友達の場合は、結局外国人としてビザを取得して在留資格をもらいました。
この女性は、法的手続きを履行したので、入管は特別処置として日本の国籍を認めて在留資格を与えたそうなんです。
入管が日本人として在留資格を与えたの受けて、パスポート申請をしたこの女性。
結局、国にパスポートの発行を拒否されたって京都地裁に訴えたそうです。
日本は何で2重国籍を認めないの??
ここでの基本は、日本人を父又は母にもつお子さんは出生により日本国籍を取得する事が出来るって原則だと思うんですよ。
この事実は、後に他の国の市民権を取ろうが普遍の事実だから日本国籍を取得する権利は無くならないと思うんです。
何でも日本の国籍法16条第1項では【当該外国国籍の離脱に努めなければならない。】と書いてあるそうです。
離脱に努めなければいけないんだそうです。
しかも、法務局の担当者の方はこうも言っておられるそうです。
外国籍を離脱しなくても罰則はないが、外国籍を離脱するという宣誓書などを出した上で日本国籍を選択、または帰化しているので守ってほしい。
https://amie-visa.com/2021/08/10/post-2935/ より抜粋
なんかマジでこれこそ『日本風』だわ〜って感じ
あやふや過ぎない?なんて思う反面、東京地裁は2021年に2重国籍を認めない国籍法は合法だって判決をおろしているんです。
アテシも日本のパスポートが期限切れ状態。
お友だちやこの女性と同じ状況です。
今後親の看病とかで帰省することになったらと思うとちょっと不安になる事もあります。
京都地裁の判決も東京地裁と同じになるのか、そして最高裁まで行くのか個人的に興味津々です。
コメント
コメント一覧 (4件)
この問題、私も少し気になっていました。二重国籍が何故駄目なのか私もとても不思議です。
外国人同士の同性婚だったら配偶者に特定活動VISAが発給されるのに、日本人と外国人の同性婚の場合は配偶者に旅行者としての滞在許可しか出ないのも不思議。
私達夫婦が2人で日本に在留する為には、私がメキシコ国籍を取得して夫が特別活動VISA
を取得するしかない。(夫が独自に在留VISAを取得するのは全く現実味がない)
もう、島国だわ~って感じしかないですね。
Giroさん、こんにちは❣️
仕事納めの日にもわざわざコメント頂いてありがとうございます🙏
この法律は変わらないんだろうなって諦めて見ています。
カナダからは90日の滞在が可能なのでそれ以上の滞在になると一度韓国か台湾に出て戻って来る形ですよね。。。
仕事も出来ない状態でそんな長期で日本にいれないからまぁ〜そんな可能性はないと思うんですが。
両親のことを考えるとちょっと複雑です。
こんなに国際的な世の中になっているのにこの2重国籍を認めない日本の方針、それに別に罰則があるわけでもない法律なのになぜか皆さん従っているというのが不思議でなりません。
まあ、日本は少し前まで父親が日本国籍でなく、母親だけが日本国籍だと日本国籍をくれなかった国ですから何となくうなずける感もありますが、何とかならないものでしょうかね~。やはり諸外国の圧力がないと何もできない国なのでしょうか?
JPNSFOさん、こんにちは。
今日もコメント頂いて感謝しております。
諸外国の圧力に弱いのは本当ですよね😂
カナダの国籍を取った時にこうなるのは理解していたのでまぁ〜個人的には自業自得だと言われても仕方ありませんが・・・
正直、日本の法律も色々と変わって来ることを望んでいたのも事実です。
このケース。最高裁まで行くのか、どうなるかちょっと興味ありますね。