こんなニュースを今日読んだんですけど拍手して万歳する様な内容なのか頭を捻ってしまいました。
「コロナ後の経済復活に大きな役割をしてくれる」
そんな期待を抱いてカナダのトゥルドー首相とケベック州のルゴー首相が1億ドル(約87億円)の合同投資をする発表をしたそうです。
頭を捻ったのは、何に投資をするかなんですよね・・・
この巨額の投資は電子自動車 (Electric Vehicle – EV)のバッテリー製造工場建設にローンとしてされるそうです。
報道ではケベック州に1.85億ドルを投資をして建設することが計画されているそうです。
この投資は政府からの貸付金で、ケベック州での雇用を確保する契約で1.85億ドル中の3,000万ドルは返済不要になるんだとか。
2023年までには135人程度の雇用を計画しているそうです。
実はアテシが頭を捻った理由は雇用でも投資額でもなくて、EVに対する投資が本当に環境問題の対策になるのかどうかなんです・・・
ケベック州もカナダも環境問題対策の一つとしてガソリン車の廃止を挙げています。
その代案として大きく挙げられているのが電子自動車(EV)です。
いつも思うけど、原発と似ている感じがするのはアテシだけ?
原発が安全とか危険とかの話じゃなくて、廃棄物の処理が環境問題な事実。
バッテリーの処理ってそれ自体が環境破壊に繋がるってどっかで読んだ様な読まなかった様な。
リチウムバッテリーがEVにも使用されているんですが、このリチウムバッテリーのリサイクル技術も難しいらしくこれから技術が発達して行くと願っています。
でも、リサイクルが可能になるまでは使えなくなったバッテリーの廃棄処理をどうするのか。。。
EVのバッテリーは8〜10年の使用ライフだそうです。
リサイクル技術がその間にどれだけ発達出来るか。
待っている間にもバッテリーに使用されるニッケルやコバルトなどは鉱山で発掘され続けるんですよね。
どれだけの自然が無くなるのかな。。。1
てか、バッテリーをチャージングするのにも電気が必要じゃないですか。
その発電は結局石油?それとも原発?
こうやって何気なく使っているインターネット。
データーサーバーやウェブサーバー等々たくさんの電気を消費しています。
そしてその電気がどうやって発電されているのか・・・
EVのバッテリーから始まった考えが巡り巡って発電まで。
今のままじゃ地球が危ないと危機感は持っているつもりでも、環境に少しでも良かれとコンポーストをしても、こうやって自動車やインターネットが不可欠な生活をしている自分を見るとどうだかなぁ〜なんて思ったりします。
心の救いは、ケベック州は93%が水力発電からの電気を使用している点ですかね。
自分の生活もまともに変えれないのに他所様のことなんて何も言えませんが、政府が「環境改善対策」として投資をする場所がEVで良いのかなぁ〜と頭を捻っているって話でした。
です。
- とうとうウチらもCompost (コンポスト)を始めます。
- Hydro-Québec’s Electricity Facts : Electricity Supply and Air Emissions
- Quebec, Ottawa invest $100M to build electric vehicle battery plant – CBC News
- ケベック州にはニッケルやコバルトの埋蔵量が随分とあるらしいです。 ↩︎
コメント