色々とケベック州の政治について悪臭を吐いて来ております。
でも、この州って良いところもあるんですよ。
気がついたんですよ。
アテシ、ケベック州についてどこにも概説していなかった。
そこで今日は簡単にですがケベック州についてサラッとおさらいしてみたいと思います。
Dominion of Canada
ケベック州は、1867年7月1日にイギリス領から、オンタリオ州、ニューブランズウィック州、ノーバスコシア州と一緒に自治領として形成されたオリジナルのメンバーです。
地理
南から西にかけてオンタリオ州と接し、西北部はハドソン湾に面しています。
北部は北極海にも面し、ラブラドール半島の東北部はニューファンドランド・ラブラドール州のラブラドール地方があります。
東部は大西洋に繋がるセントローレンス湾に面し、ニューブランズウィック州やアメリカ合衆国東北部にも接しています。
面積
総計 | 1,543,056㎢ |
陸地 | 1,183,128㎢ |
水域(総合) | 176,928㎢ |
人口
2021年の統計では850万人と出ています。
オンタリオ州が、1,422万人でカナダで一番人口の多い州で、ケベック州はその次になります。
3番目はブリティッシュコロンビア州で500万人。
東京が970万人くらいですか?(←直近で1418万人だそうです!Primex64さん有難うございました🙏)
スイスやイスラエルが850万人だってウィキペディアでは出ていますね。(何の比較・参考にもなってない💧)
州都と公用語
州都は、ケベックシィティーと呼ばれる街。
これが面倒臭いんですよ。
もしケベックに旅行に来られる方は気を付けてくださいね。
『Quebec City』って街が存在するので。
公用語は、フランス語のみ。
カナダは、バイリンガルの国って概念忘れてください。
英仏語が両方公用語になっているのは、ニューブランズウィック州だけです。
フランス語だけなのはケベック州。
その他の州は英語だけが公用語とされています。
簡単な歴史
元々はアルゴキン族、ミックマック族、イロコワ族などの先住民が住んでいた地域。
1534年にフランス王から命を受けた探検家、ジャック・カルティエがセントローランス湾近辺へ到達し、『ヌーヴェル・フランス(ニューフランス)』と名付けたそうです。
18世紀の七年戦争(フレンチ・インディアン戦争)で、英軍にケベックシティーやモントリオールを占領され、1763年のパリ条約でヌーヴェル・フランスはイギリス領になります。
1776年にアメリカがイギリスから独立する時に、ケベック州もアメリカへ入るように呼び掛けられたそうですよ。
でもイギリス側に着いておくのが得策と当時は判断されたそうです。
1867年にカナダ自治領(Dominion of Canada)となったケベック州。
今でも、フランス語を守ろうと必死の州になってしまった背景には、七年戦争での敗戦と、大きな都市の商業は当時からイギリス人が発展させ必然と英語が主となっていたこともあります。
結局は、ボスは英語、労働者はフランス語と言う言語が格差としても表れるようになった訳です。
選挙でも州民のそういった格差不満を逆立て、1977年にはフランス語憲章が設立され、英語の規制とフランス語使用が義務付けられるようになり、多くの英語話者がケベック州を離れることになります。
さいごに
簡単な歴史を書きましたが、もちろん味方によると歴史もちょっと違った書き方になると思います。
興味がある方は是非カナダの歴史をネットで探してみてください。
イギリスとの関係。
フランスとの関係。
そしてアメリカとの関係。
複雑に絡んでいます。
思うに、七年戦争の後、イギリス側はフランス話者に英語を強制しなかったんです。
そのままの生活をさせた。
のにですよ、今はフランス語を話さない奴は出て行け政治ですからね。
だからどうだって開き直られたらそれまでですがね・・・
コメント
コメント一覧 (2件)
昨晩、カナダも旅行してみたいなと夫と丁度話をしていたところです。
メキシコ人夫と旅行するとなるとVISAを調べるのが意外に面倒で、調べた後夫を催促するのも面倒で、結局日本が一番楽な旅行先なのかも・・・。
Giroさん、こんにちは〜❣️
今日もコメントありがとうございます🫶
VISA問題って結構面倒ですよね。
よく分かります。
ちょっと調べたら、メキシコ人のカナダ入国にはビザが必要ですね。
しかも100カナダドルもかかる!
例外もあるけど、アメリカのビザを持っていたり、カナダのビザを所持したことがあったりなので初めての渡加の場合はビザが必要みたいです。
そこまでして来る様なところでも無いですよね(笑)
やっぱり日本だなぁ〜うん。