って言うのも、今年の秋にケベック州の州議員選挙があります。
現在の州議会の議席は全125席。
現在与党はCAQ (Coalition Avenir Québec)で議席数は76席(60.8%)持っています。
日本語では何て訳されるんだろう?
『ケベック将来(未来)連合』かな。
野党第一党がPLQ (Parti Libéral du Québec) で議席数は27席(21.6%)しかありません。
日本語だとケベック自由党ですかね。
つまり、この2党で82.4%の議席を占めているケベック州議会です。
与党と野党第一党の差があり過ぎて、ひっくり返ることが無いのも現実です。
与党のCAQは、フランス語の保護を大きく公言に掲げています。
その為に、少数言語者(英語話者など)を差別・排除する法律を可決させた党でもあります。
この時点でこの州の将来は暗いと思っているのに、これに加えて問題を起こしているのがPCQ (Parti Conservateur du Québec)と呼ばれるケベック保守党。
ケベック保守党が、アメリカの保守党代表の元トランプ大統領の政治に習って過激化しているんです。
この傾向はケベック州だけでなくて他の州でも顕著になっています。
カナダ保守党を支持する人たちが、カナダ自由党の議員にPTO関係なしで罵倒を浴びさせたり、暴力的な威嚇をしたという報道も出ています。
選挙運動が正式に始まったケベック州でも選挙運動をしているケベック自由党の候補者が、ケベック保守党の支持者から殺害の脅迫を受けていると報道され話題になっています。
警察もこの脅迫を真剣に取り、調査を始めているとのこと。
これに対し、ケベック州保守党主のエリック・デュエイム氏は、自党のボランティアも脅迫を受けたことがあると反撃。
最近はどの政治家も様々な憎しみに直面していると回答しています。
アメリカでも、日本でも、カナダでも、政治を絡む最近のニュースは本当に尋常じゃ無いですよね。
CAQには絶対に投票しないとなるとやっぱりPLQですよね。
でも、野党が団結してもCAQを圧迫出来るほどの票を集めることが出来ない事実を見つめていると絶望感だけです。
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