ケベック政治に極度のストレスを感じています。
6月1日に正式に法律となったケベック州のBill 96。
ここでは便宜上フランス語強化法とでも言いますかね。
この法律について、現政権の支持が強い都会から離れた街に住む人たちに訊ねた結果が報道されていました。
この法律のことすら知らなかったって人口も多かったそうです。
知っている中で大半の意見をまとめるとこの一言です。
郷に入れば郷に従え
日本でも良く外国人の人たちに向けて放つ言葉じゃ無いでしょうか。
誰もが理解出来る言葉ですよね。
でも、この言葉には『自分のアイデンティティをも失え』とは言っていないとアテシは思っています。
人は自分の話す言語もアイデンディティの一部だと考えていると思うからです。
日本語を話す日本人としてのアイデンディティ。
大坂なおみ選手みたいに、日本語は拙いけど日本人としてのアイデンティティを持つ人も中にはいると思います。
それだけ言葉とアイデンティティって近い関係にあるとアテシは考えています。
家庭で話す言語まで監視すると発言したケベック州与党のCAQ。
アイロニーだと思ったのは、報道に出ていたこの小さな街でも仏語以外の言葉を話せる自分の息子を誇らしげに話す男性がいたとか。
トラックの運転手として40年近く働いて今は老後を楽しんでいると言う男性も『自分は他の州に行けば英語を話す。だから、ケベック州では仏語を話してもらいたいね。』と誇らしげに話していたそう。
でも、この新しい法律下では仏語の生徒が英語を学べる機会すら無くなる様な法律だと知らないこのトラック運転手。
統一言語の州を第一に目指す与党CAQ。
『郷に入れば郷に従え』
簡潔明瞭な言葉だけに支持が得やすい。
そんな言葉を巧みに利用して州民のフランス語アイデンティティを守ろうと唱う与党CAQ。
この法律の中身がどうであれ、強い支持率が有ると確信し傲慢とも言える政治。
これを倒すだけの何かを探し出せずにいる今の野党政治家。
出して来たのは『減税』。。。😮💨
アテシもね、これだ!っと言う名案も浮かばずストレスだけが溜まっているのでした。
What do rural Quebec voters think of Bill 96?
コメント
コメント一覧 (2件)
個人的な意見ですが、法律の目的ってその法律の下に暮らす可能な限りの大多数を幸せにする事だと思うんですよね。
LGBTの当事者が訴えるのも『幸せになる為にその法律の裾野を少し広げてください』ってのが基本であると思うし。
そんな事を考えると、このBill 96って誰が幸せになるのか?って疑問しか浮かばないですね。
Giroさん、こんにちは❣️
今日もコメント本当にありがとうございます🙇♂️
本当に誰のため?って思いますよね。
もっと心に余裕が持てるそんな社会を作っていかないとですよね。。。