東京五輪も幕を閉じパラリンピックが始まろうとしています。
選手の活躍をかき消すくらいのノイズがあった東京五輪。
歴史にはどう残されるのでしょうか。
そんな中でもコロナ感染者数が増え始めているケベック州。
今月末から徐々に始まる学校の前に政府も何とかしてワクチンの接種率を上げたいところ。
ワクチン接種者だけが登録出来る宝くじを政府のお金で作り大々的に報道してワクチン接種の勧誘をすすめ、ワクチンパスポートの導入を公言し州民を脅してでもワクチンの摂取率を上げようとしています。
そんなケベック州の2021年8月9日現在の様子はこんな感じです。
- 新規感染者数(24時間): 250人
- 入院者数: 55人
- 緊急病棟利用者数: 14人
- ワクチン接種者数 (接種可能人口数)
- 1回目完了: 84%
- 2回目完了: 70%
- ワクチン接種率の低い人口層 → 18〜29歳人口で72%
ぱっと数字を見ただけだと『東京より全然マシじゃん』なんて思われる方もいるのではないでしょうか。
同時期に東京では2884人の新感染者が出たそうなので・・・
でも、去年の今頃と比較しても同じようなパターンだったんですよ。
そして冬にはロックダウンに突入したんです。
去年の同時期に150件の新規感染者を記録していたのでそれよりも若干多いんです。
デルタ株の脅威とワクチン接種率がどう結果に現れるか今年秋冬の大きな不安材料です。
ワクチン接種を拒んでいたアテシの親友も、ここに来てワクチンの接種予約をして来たと連絡が来たくらい。
ワクチン接種をすることで重症化することを避ける。
彼も行きついた結果がそこだったそうです。
ワクチンを接種してもコロナ感染を完全に避けることは出来ません。
コロナに感染すると他の人に移すことになります。
多くの人がワクチンを接種することで重症化する人が減り、医療機関も正常な活躍が出来るようになる。
彼なりに到着した着地点だそうです。
ワクチンの安全性については未だに疑心暗鬼だそうですが。
ワクチンを打っていない若い年齢層でコロナが重症化しているニュースを随分と聞き始めたのも影響している様です。
ワクチンパスポート導入について近々ケベック当局も説明をするとしています。
一体どんな形になるのかビジネス面では大きな不安材料になっていますが、早く政府が政治的判断をしてくれないとこのまま待ったの状態じゃ長く続かないです。
カナダの憲法でもケベック州での憲法でも人の自由を掲げているだけに、その自由をどこまで妨げることが出来るのか、法廷での争いになりそうです。
コメント
コメント一覧 (2件)
こちらも凄い事になってきています。
州の一番大きな病院はコロナ専用病棟になり人工呼吸器付きの病床の占有率は80%。 去年の10月、11月みたいな感じになってきました。
やっぱり先月のバケーションシーズンにワクチンを打っていない若年層がはしゃいじゃった場所とかドメ&アメリカからの観光客が多かったビーチリゾートを有する州は軒並み危険信号が赤になりました。
中進国なので経済活動は止めないと思いますけど・・・。
Giroさん
コメントいつも有難うございます❣️
うわぁ。。。
そちらも大変なことになって来ましたね。。。
ケベック州もこれ以上経済を止める事は避けたい、出来ないって必死です。
こないだのフランスのマクロン大統領の発言がトリガーになっていますね。
“It’s about citizenship. Freedom only exists if the freedom of everyone is protected. …it’s worth nothing if by exercising our freedom we contaminate our brother, neighbour, friend, parents, or someone we have come across at an event, then freedom becomes irresponsibility.”
当初からワクチンのDistributionが世界的に不平等だって話が鮮明になって来ていますよね。。。。
ワクチン接種していても感染はするので、Giroさんもぺピートさんも気を付けてくださいね🤗