ゲイでもノンケでもLGBTQの人たちとの付き合いで相手が「カミングアウト」しているのかどうかって気を使います。
相手がカミングアウトしているか、していたらどんなカミングアウトなのかによっては神経質になる程気を使った方が良い場合があります。
今日はちょっと重た目のトピックですが是非お付き合いください。
アウティングとは
コレを意図的にする様な奴は最低な人ですが、知らない間にアウティングしてしまっていることがあるので気を付けないといけません。
カミングアウトはとてもプライベートな選択
アウティングの話をする前に、その逆のカミングアウトについて簡単におさらいしましょう。
でもこのカミングアウトにも実は色んなタイプがあるんです。
その人の住んでいる環境や安心度によってカミングアウトする範囲が違うんです。
- 全てを公にする人。
- 公私を分ける人。(仕事場ではカミングアウトしないけど、家族や友達にはカミングアウトする)
- プライベートに数人だけに限ってカミングアウトする人。(親友だけにカミングアウトして、家族や知人にはしない)
- 全く、カミングアウトをしない人。
どこまで、誰にカミングアウトをするのかの選択肢は当事者だけにあります。
そしてどの選択肢も正しく、間違いは一つもありません。
いつ、誰に、どうやってカミングアウトするか。
カミングアウトされた相手はどう受け取ってくれるか。
カミングアウトをする前って大半のの人がストレスがマックス状態になるはずです。
アテシは自分が納得出来ない限りはカミングアウトをする必要はないと考えています。
それだけプライベートで勇気が必要。
ノンケが、アテシノンケですってカミングアウトしないでしょ。
必ずカミングアウトをする必要は無い。
個人が必要と感じた時に必要と思う相手に自然と。。。それで良いとアテシは考えています。
アウティングはパワハラ
2020年6月から施行されたパワハラ防止法(改正労働施策総合推進法)で、性的指向や性自認も、病歴や不妊治療などと同様「機微な個人情報」となったそうです。
これでアウティングもパワハラになるとされています。
「機微な個人情報」の取扱に疎い世代の方も多いかと思います。
ひと昔前までは「笑って」終わらせていたことも今の時代はそうはいかない。
特に管理職の世代の方は気をつけて欲しいですね。
アウティングって複雑
人と話をする時だけ注意すれば良かったのはひと昔前のこと。
今は、スマホのテキストの内容、写真、特にSNSなど気をつけないといけなことが身の回りに沢山隠れています。
例えば、カミングアウトしている人と一緒に写っている写真。
その写真をどこの誰がどう見るのかによって一緒に写っている人もゲイだと疑われてしまうことも…
実はアテシが写真に写るのを毛嫌いするようになった大きな理由の一つです1。
撮られた写真がどうやって誰の目に止まるかアテシにはコントロール出来ないから。
自分の周りにいるゲイ友がカミングアウトしているのか。
カミングアウトもどこまでしているのか。
そこまで聞ける間柄じゃない場合もあるはずです。
あっ❗️
この人知っている。
やっぱりゲイだったんだぁ❗️
コレもアウティングです。
本当にこんな事態を避けたい。
それが仕事関係の人だったら最悪!
そう思っていた時期が長いだけに今でも写真を撮られるってことを毛嫌いしています。
さいごに
個人的にカミングアウト自体が不自然だとアテシは考えています。
ノンケの人たちが自分たちの恋愛対象について特別にカミングアウトしないのと同じだと考えています。
でもそれはあくまでもアテシがそう考えているだけでアテシの周りにいる人たちのことになると別問題です。
だからこそSNSで顔写真をアップする際は必ず承諾を得るように心がけています。
そしてアテシの携帯は無闇に人に渡したりもしません。
幾ら近い友だちでも。
「7 degrees of separation」って言葉がある様に、自分と隣の人との間には7人の知り合い程度しか離れていないもの。
故意的じゃないアウティングはパワハラにはならないかも知れませんが、当事者に与える精神的ダメージや苦痛に変わりは有りません。
こんなこと気にしないで良い社会になるとイイですね。
- みんなには魂を取られるからって冗談を言いながら写真を避けています ↩︎
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