新型コロナウィルスのせいで未だに旅行制限が厳しいカナダです。
州間の行き来も制限が厳しいってご存知でしたか?
そんな中ケベック州内での旅行が随分と盛んになって来ているそうです。
今日はモントリオールから車で3時間半ちょっとの距離にある古く由緒ある大聖堂についてさらっと書いてみようと思います。
歴史
1658年3月8日にエティエンヌ・ド・レサールという人が自分の土地の一部を寄進して建てられた礼拝堂。
現在の聖堂は5代目になる。
初代の聖堂はセントローレンス川岸にあったので浸水。
1661年に2代目が建設されたが厳しい冬のせいで長くは持たなかったそう。
3代目は石造りで規模も大きくなり気候の厳しさにも耐えたけれども老朽化により取り壊された。
1876年に4代目が完成したが火事で1922年に火事で焼失する。
現在の5代目は1923年6月6日完成。
奇跡の逸話
リューマチで松葉杖なしでは歩けなかった人が、この聖堂の建設に参加したところ、歩ける様になったそう。
この他にも奇跡で回復したと言う逸話が広まり多くの拝礼者が治療を受けに訪れる様になったとか。
聖遺物
ボープレに派遣されたケベック司教フランソワ・ド・ラヴァルの依頼により、非常に重要な聖遺物である聖アンナの指の骨が、1670年3月12日の聖人崇敬日に初めて公開された。
その後、聖アンナの他の聖遺物が3つ追加され、1892年には、タシュローにより、長さ4インチの聖アンナの手首の骨が奉納された。
ジョセフ・エミール・ブリュネの像
カナダの建築家であるジョセフ・エミール・ブリュネは、聖堂の24の柱頭を設計している。
これはイエス・キリストの生涯の主題を描いたものだそうで、ブリュネは壁に掲げられた十字架の道行きの留のうち14場面の制作に携わっているそうです。
ブリュネは他にも、聖堂の正面にある高さ約2メートル30センチの噴水と、同じく2メートル30センチの高さの聖像4体をも手掛けているのだとか。
その4体の聖像とは「マリー・ド・リンカルナシオン(マリー・ガイヤール)」「聖ヨセフ」「聖母子」「ラヴァルのフランシスコと聖ヨアキム」である。他に、先住民の聖女であるカテリ・テカクウィサの銅像も製作しているそうです。
写真
さいごに
近場でたくさん良いところってあるもんですよね。
すぐそこだからいつでもいける。
そう思っている場所って誰にでもあると思います。
この際、是非訪れてみてください。
色んな再発見がそこにはあると思います。
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