新型コロナウィルスの集団感染を防ぎ医療崩壊を防ぐ為にシャットダウン(都市閉鎖)がされていたケベック州ですが少しずつ経済を動き出し始めます。
その最初として製造業の再稼働が許可されました。
もちろん以前の様な形では仕事は出来ません。
ケベック州が課した条件についてサラッとですが紹介したいと思います。
人数制限
ソーシャルディスタンスを守る為にも一定の時間に集まる人の数を制限しています。
シフト毎に最高で50人、それ以上の場合は50人+50%の人員だけ作業を許可する
例を挙げて見てみます。
全60人の従業員を持つ会社は最高で55人の従業員だけ作業が許可されます。
50人+5人 (10人の50%)
全500人の従業員を持つ会社は最高で275人だけ作業が許可されます。
50人+225人 (450人の50%)
新型コロナウィルス対応手順
製造業者の再開には新型コロナウィルスの感染予防に対応する新しい手順の準備も義務付けられています。
この手順には次の項目を含まなといけません。
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- ソーシャルディスタンスの維持方法
- 石鹸での手洗いについて
- 消毒液の種類と用途と消毒方法(場所や頻度なども)
- マスクの使用
- 施設の換気設備の点検記録の提示
- 雑誌や新聞など不必要な物の除去
- 訪問者の受け入れ禁止
- サプライチェーンへの新型コロナウィルス対応がされているか確認と依頼
この中にあるソーシャルディスタンスの維持にはもちろん人との距離を2メートル守るのはもちろんですが、経営側には作業場に出入り出来る人数を制限することでこのソーシャルディスタンスを守りやすく様に規制されています。
消毒の方法については、ドアの取手や机の上、作業場で人が頻繁に触る場所などは、常時消毒が出来るような環境を作る制約が出来ています。
トイレやカフェテリアなども数時間置きに消毒することが義務付けられています。
この他にも、「咳やくしゃみは腕の中でする様に促す」だとか「自宅勤務が可能な従業員は自宅勤務をさせる」などの制約もあります。
チェックリスト
ケベック州の労働基準局では毎日のチェックリストをサンプルで公表しています。
さいごに
ケベック州での製造業再開についてサラッと新しい規制や制限について紹介しました。
北海道では非常事態宣言を早く解消しすぎたせいで第2波が来ているとの報道も出ています。
アメリカのジョージア州は一足先に経済を動き出しました。
カナダではケベック州が他の州より先に経済を動き出すことになります。
この結果がどう出るかは歴史が語ってくれることでしょう。
個人的にはこれ以上医療従事者の方々の負担が大きくならない事を切に願っています。
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