同性カップルの結婚と離婚

昨日は同性カップルの結婚についてカナダ政府が発表した2016年統計を通してちょろっと覗いてみました。

今日は別の角度から同性婚そして離婚について見てみたいと思います。

結婚が出来るなら離婚も出来る？！

普通はそう思いますよね。

でも、ここに落とし穴があったんです。

同時に離婚法も「夫」「妻」との表現を「配偶者」という表現に変えました。

これで、カナダ国民であれば同性婚も離婚も出来る仕組みが出来たんですが思っても無かったところで問題が発生してしまいました。

カナダの離婚法では

カナダの離婚法では、離婚申請を提出してから1年間は判決が降りないんです。

この期間で復縁が本当に出来ないのか双方に時間を与えられているんです。

カナダ人じゃない人たちの結婚そして離婚

2005年当時同性婚が認められていた国はごくわずかで、オランダ、ベルギー、スペイン、そしてカナダの４カ国だけでした。

実例：

法廷の次の様な判決を下しました。

判決：

裁判官は、カナダで法律的効力を持つ結婚をするには次の2つの法律を満たす必要があると説いています。

彼女たちの場合は、居住地がイギリスとアメリカで当時まだ同性婚を認めていなかった国に居住していたとして２番目が満たされていなかったと判断したんです。

この後、政府は新しい法案「Ｃ-32」を決議しカップルのどちらかがカナダに居住する権利があることを結婚の条件として追加しました。

シビルパートナーシップは結婚？

これまた面倒なケースなんですが実例で説明します¹。

実例：

裁判官の判決は

現在このケースは控訴中だそうです。

さいごに

今日現在同性婚が認められいているは28ヵ国に増えています。

【同性婚が認めらている国】
アルジェンティーナ、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、コロンビア、デンマーク、エクアドル、フィンランド、フランス、ドイツ、アイスランド、アイルランド、ルクセンブルク、マルタ、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、台湾、イギリス、アメリカ、ウルグアイ

コスタリカももう直ぐ同性婚を認めるんだそうです。

法律の整備は大変ですが、このリストに日本が1日でも早く入るとイイですね。

1. 名前は架空のものです ↩︎