モントリオールが島だってご存知でした?

この地図をよく見て頂くとわかると思います。
セントローレンス川に浮く島で、『Ile de Montréal モントリオール島』なんです。
その北にはラバール島が有ります。
ラバール島を北に、南側がいわゆるダウンタウン、旧市街地などと言った有名な観光地域で、モントリオールで一番発達している地域になります。
有名なマギル大学もこの辺りに位置します。
モントリオール島内を行き来するには、公共交通手段としてバスと地下鉄があります。
ダウンタウン近辺に住んでいるなら、自家用は必要じゃ無いくらい公共交通を利用して快適な生活が出来ます。
島内でもダウンタウンから東西、そして北に位置する郊外に行く場合は、バスや汽車が走っています。
日本みたいに時間通りに必ず来るとは限らず、本数も限りがあるので便利だとは言えないのが現状です。
特に、モントリオール島の東に位置する『West Island』と言われる地域や、北に位置する『Montreal Nord』は車が無いと生活は厳しいです。
West Islandの住民は公共交通機関を繋げて欲しいと長年訴えていましたがとうとう『REM – Réseau Express Métropolitain』と言うプロジェクトが決定。
電車でダウンタウンと繋がることになります。
しかも、ダウンタウンまで30分になると宣伝では言っています。
アテシが仕事をしている会社のあるWest Islandの地域ではこの電車開通に向けた工事が開始されその姿が見え始めています。
ダウンタウン側はまだ工事が始まっていませんが、電車開通後どうゆう風に変わるのかレンダリングが報道されました。
それのレンダリングがこちら。
どうです⁉️
素敵〜
なんて思うでしょ❓
でも、騙されちゃダメです。
1年の6ヶ月は雪に埋もれているこの街にこのレンダリングは余り無意味に近いと思うのはアテシだけ?
除雪された雪は通りに山積みされ、歩行者天国みたいになっている通りも雪に埋もれてレンダリングのような姿は無いも同然。
モダンでステキな立体的な白い柱も、直ぐに落書きでいっぱいになって、安全な場所なのか、危険な場所なのか分からなくなるのも見なくても想像つくし。
数年前に新しく工事されたダウンタウンに入るインターチェンジも既に落書きだらけ。


鉄道としてちゃんと機能してくれたら良いんですが、やっぱりこう言った落書きだらけになると、街のイメージは悪い方向に行くんじゃ無いかと懸念しています。
イメージが悪いとやっぱり利用する際、一旦考え直しますよね。
保守的東洋人の感覚なんですよね、きっと。
レンダリングを見るだけだと本当にステキなんですが、その先にある現実が想像出来ると、何か複雑な感情に埋もれて手放しに喜べない自分がいます。
なんだかなぁ〜😮💨
コメント