医療機関で使用される言語も仏語だけにと言った指示が政府から出たそうです。
それを聞いた英語圏向けのメディアも黙っちゃいないですよ。
どこまで意固地になる気なんですかね、この政府は。
仏語話者だけしかいない州だったら理解出来ます。
ネイティブの住民もいて、英語話者の人口も多数いて、マジョリティが仏語話者だた州です。
しかも戦争でイギリスに負けて残ったフランス人の人口に対し英語を強制せずそのまま過ごす事を許された人口がケベックです。
ケベックにあるフランス語省の大臣さんは、今回の騒動に対してこう反論されています。
The MSSS1 directive, like the Charter of the French Language, clearly states that ‘an organisation may waive the requirement to use French exclusively where health, public safety or the principles of natural justice so require.’ We will never deviate from this principle.
MSSS指令は、フランス語憲章と同様に、「健康、公共の安全、または自然正義の原則が要求する場合、組織はフランス語のみを使用するという要件を免除することもできる」と明確に規定しています。私たちはこの原則から決して逸脱しません。
この文章を盾に英語話者の人たちやメディアは無意味に騒ぎ立てている様ないい癖の大臣さん。
本当に分かっていないのか、分かっていて無視しているのか・・・
メディアも英語話者の団体も不安にさせられているのは、『MAY』という単語の使い方です。
ニュアンスが理解しやすいように日本語では『免除することもできる』と訳しました。
これじゃ、本当に英語でも医療サービスが利用できるのかはっきりしないじゃないですか。
人によっては仏語だけで通しても問題は無いわけで、英語でのサービスが受けられない事が起きても、その問題は水に流されることになってしまう。
こんなあやふなや事を『明確に』と言ってる大臣さんのコメントに左右されたく無いので保健省の大臣さんにコメントを依頼しているメディア陣。
人々のヘルスケアやソーシャルサービスについての不安を取り除けるのは、安心出来るようなコメントを保健省から直接貰わないとです。
もちろん、ダンマリを決めておりますよ。
ケベック州の保健省大臣さんは。
一部の州民の健康や命を蔑ろにしてでもフランス語優越を駆使しようとする現政府。
今回だけで潰れて欲しいです。
- Ministère de la santé et des services sociauxの略。保健社会サービス省のこと ↩︎
コメント
コメント一覧 (2件)
マイノリティーが意固地になって権利を誇大に主張して逆差別してる感じにしか見えませんね。
私は性的にはマイノリティー当事者ですが、今後も特権なんぞ求めたりしないで思いやりを持って生きて行こうと思います(笑)
Giroさん、こんにちは〜❣️
今週も始まりましたね。
よろしくお願いします🙏
自分たちが差別しているってことに気がついていないのか無視なのか・・・。
ただ、他のマイノリティーも最近黙っていないので拗れてきてもいます。
誰かが死んでも変わらないって気が付いてはじめて落ち着くのかなぁ〜。
この州には遊びに来るのは良いと思いますが、注意をして欲しいですね。