来年はカナダの総選挙の年です。
まぁ〜現状からしてその前に解散総選挙ってなる可能性もありますが・・・😅
カナダも国境の南の国に影響されて、国民の政治的思想が段々と激しく2極端化し始めています。
大きな原因は、トゥルドー首相率いるカナダ自由党がコロナ禍で講じた数々の政策を毛嫌いする人たちが多いこと。
カナダでも一時期はトラッカー軍が首都オタワを占拠したりしていました。
第一野党のカナダ保守党のポワリーブル党首は、カナダ各地を飛び回り選挙活動を活発化し始めました。
その一環で現在モントリオールに来ているのですが、モントリオール市長の政策に対し厳しい意見をすると同時に連邦政府が何もしていない事に対しても厳しく意見しています。
その中でも、『監督された薬物使用サイトを持つ住宅プロジェクト』については住民の感情を上手く操りながら強い反対意見を発表しています。
- 監督された薬物使用サイトを持つハウジング施設が、幼稚園や幼児が遊ぶ公園の近辺に設立されている。
- 幼児が登園時に、薬物に溺れている浮浪者や、使い捨ての注射器などを目にする事が頻繁にある。
- 周辺のビジネスも集客に悪影響を与えている。
こう言った状況を逆手にとってポワリーブル保守党首は次のように演説しています。
…wacko liberalization experiment of drug legalization.
薬物合法化の気が狂った自由化実験
市長もトゥルドー首相もモントリオール住民にこのカオスと危険の中で共存しろと言っているに等しい。
政府は、何らかの理由で麻薬に溺れてしまう人口が浮浪者にならないよう、見捨てず人間らしく安全に住める居住空間を確保するべきだと言うのがモントリオール市長の立場で方針。
実際に、麻薬に溺れてしまう人口に対して、安全に薬物を利用出来る空間を提供することで浮浪者が路上に溢れず麻薬による死者が減ったと言うデータがあるらしいのですが・・・
なんか、それって机上の便宜な気がするのはアテシだけなのかしら・・・
もちろん、こう言った人たちをゴミのように扱うのはどうかと思います。
でも、余りにも現状とはかけな離れ過ぎている理想論を話されてもアテシには響いてきません。
ただ、両方とも根本的な対策では無い気がするんです。
既に、麻薬に溺れてしまった人たちをどうするかの対応策について述べているだけで、一体どうしてこう言った人口が増えてしまっているのか。
原因追及から改善対策案については空っぽ。
臭い匂いをどうやって隠すかってことだけ話しても一時的な処置にしかならないんだけど・・・
幼児の安全を謳って住民の感情を抉ってくる保守党の方へ票は段々と流れて行っています。
そりゃ、現実問題毎日こういった人たちの悪影響を受けている住民にとっては、問題は1日でも早く消してくれる人へ投票するでしょよ。
根本的な問題追求だの改善対策だの討論している時間も余裕もないから。
個人的には理解出来るけど納得出来なくてモヤモヤ感残りまくっています。
コメント
コメント一覧 (2件)
最近、物事を白と黒でジャッジしていく事が本当に良いのかと自問自答している私。
そりゃ全ての事がYesとNo、白と黒、善と悪で判断できれば楽で簡単なんでしょうけど、グレーの中で両立を図る事って人間社会では必要な事なんじゃないのかと。
自分が歳をとったのでしょうか?(笑)
Giroさん、こんにちは〜❣️
コメントいつもありがとうございます🙏
本当に必ずしも白か黒の判断が出来るとは限らないんですよね。
このグレーな領域の同意をどうやって導くかって難しいですよね。
特に多様性だ平等だってグレーな事項が多くなって来ているだけにそう簡単には行かないのが現実ですよね。
ウチらが歳取って来たのもあるかなぁ〜なんて思っています。