今回の旅行を通して感じたことがあります。
それは『身体障害者も利用出来る部屋がない』って事です。
ホテルのWEBサイトなどを確認しても、身体障害者専用の部屋があると記載されてはいます。
今回も電話でもメールでも何回も確認してからホテルを予約しています。
- がんの摘出手術の後遺症で下半身付随
- 車椅子での移動
- 腰から下は全く感覚がないので自分で動かせない。
こう言った話をちゃんとしても電話越しの相手は『車椅子でも問題無い施設です』との回答です。
でも実際に行くと、
- シャワーはバスタブ
- トイレには手すりが無い
- ドアの開き方が逆
もうね毎回ガッカリで、部屋に入ってからフロントに戻って部屋を変えてもらう様に再度お願いをするハメに。
それでちゃんとした部屋に変えてもらえるわけでも無く『別に部屋がない』との回答ばかり・・・💢
この差ってどんなもんかと言うとこんな感じです。
このどれもが下半身を動かせない人が使えるシャワーじゃないんです。
あるフロントの人は『タブの端に座って入ったら良い』って言ったんですよ。
これには夫くんが憤慨。
腰から下は何も動かせないって何度言わせるだ‼️
動かせない足を手で動かしてタブに入れたとしてもどうやって体を洗うんだい⁉️
座れる椅子もないじゃないか‼️
無神経にも程が過ぎるぞ💢
車椅子で入れたとしても座れる椅子がないと車椅子ごとシャワーを浴びろと言っているのと同じ。
今回お邪魔したホテルでちゃんとしたシャワールームがあったのは2軒だけ。
こう言ったシャワールームはギリギリOK。
- バリアレスで入れる
- 椅子がある
- 手すりが数箇所にある
- 温度調節やシャワーなど座っても使える位置にある
義父がちゃんとサポートするので前記2枚のシャワールームなら十分に利用出来ます。
でも義母曰く、やっぱりシャワーくらい1人で浴びたいと思う時があるらしいんです。
朝起きてから夜寝るまで、誰かの助けがないと色んなことが不便で出来ないので、自己嫌悪に陥りやすく、世話をしてくれる人たちに申し訳ない気になるそうです。
アテシもこんな書いていますが今まで知らなかった現実。
他の身体障害者の人たちがどんな経験をしているのかは想像も出来ないのも事実。
法律でも身体障害者の人たちが公共施設を利用出来ることは保証されていると思います。
ただアテシもこう言った方面の法律には疎いので良くわからなくて何も言い返せなかったのが悔しい限りです。
車の乗り降りも大変だったし、高速の休憩所でトイレを利用するのも大変だったし。
見てるだけしか出来なくて本当にどうやったら役に立てるのか考えさせられる旅行でした。
コメント
コメント一覧 (2件)
なかなか難しい問題だと思いました。今の私の身体機能ですと日常生活でその人に視点に立ってどうなのか?って考える機会がほぼ無いですから。
義母様のおかげでその視座で見る事の重要性を知れたことには感謝ですね。
Giroさん、こんにちは〜❣️
今日もコメント本当に有難うございます🙇
頭では理解してそうな事も実際に経験してみると全然想像とは違うってことありますよね。
良い経験になったと思っています。
いやぁ〜でも世話をするって大変ですよね😅