こんにちは、ケベック州への移民を勧めないけび子です。
予測されていた通り、今回のケベック州議員選挙はCAQ1(ケベック未来連盟党)の圧勝で幕を閉じました。
LIB ケベック州リベラル党の赤がポツポツと有ったのに、ご覧の通りCAQの真っ青に染まりました。
ちょっと恐ろしい事実を一つ。
党名 | 取得議席数 | 票数 |
---|---|---|
CAQ ケベック未来連盟党 | 90 | 1,682,952 |
LIB ケベックリベラル党 | 21 | 590,171 |
QS ケベック団結党 | 11 | 633,414 |
PQ ケベック党 | 3 | 599,678 |
PC ケベック保守党 | 0 | 530,804 |
受票数だけを見ると、ケベックリベラル党は第3位何です。
しかも、ケベック団結党との票差が10万票近い差があります。
CAQ議席数は議会の7割を確保したことになります。
今まで優位に立っていたケベックリベラル党は完全に影響力を失った感じですね。
それだけ民意がCAQのナショナリズム政治2を支持しているってことです。
数回話をしたのですが、このCAQの方針にはアテシは同感出来なくて、夫くんとも『隣の州に引っ越そう』と話しているくらい嫌いです。
以前話しましたが、移民・労働大臣が『移民者の8割が仕事をしない』とまで発言しても大臣として居座れる程です。
LIBの赤色がモントリオール地域です。
移民者が多く英語話者も多く住んでいる地域です。
Bill 96と言う仏語優勢主義の法案についてもモントリオール地区やその近辺だけでなくビジネス業界でも反対意見が多かったにも関わらず力及ばず。
既に、州を離れた企業もあります。
ウチの会社の従業員も他の州へ引っ越して行きました。
今後カナダへの移民を考えている方々に一言。
ケベック州には来ない方が身のためです。
お仕事がこの州にありますが今後他の州への移転も考慮して欲しいと意見して行こうと思います。
その前にウチら隣の州に引っ越しを本格的に考えないとです。
Quebec Election 2022 | Quebec Election News & Polls | CTV News Montreal
CTV News Quebec Election 2022: As the CAQ’s Francois Legault seeks to win a second mandate as premier, the Liberals, Quebec Solidaire, Conservatives and Parti Q…
- Coalition Avenir Québecの略 ↩︎
- ナショナリズム(英: nationalism)とは、国家という統一、独立した共同体を一般的には自己の所属する民族のもと形成する政治思想や運動を指す用語。日本語では内容や解釈により国家主義、国民主義、国粋主義、国益主義、民族主義などとも訳されている。 ↩︎
コメント
コメント一覧 (4件)
いやいやなんと言うか・・・。メキシコから南の中南米も最近大衆迎合的ナショナリズム政権が増えてきました。
この国は大統領が『原油は我が国の物、米国の精油所に頼らない』とか言って意地を張りだしたので産油国なのにガソリン価格高止まり中です。
Giroさん、おはようございます❣️
今日も朝からコメント大感謝です🙏
このナショナリズム政治/政権って黄色信号ですよね。。。
理想と現実のギャップが余りにも離れ過ぎたのが大きな原因なんでしょうね。
カナダ全国を見ても段々と保守派が票を集めているのですがもうドナルド・トランプ政治そのままでカナダも危険な域に入って来たと思っています。
なんだかんだ言っても最終的にナンバーワン(自分自身)が大切ですもんね。。。
保守派が勝つのは予想していましたが、ここまで大差がついたのは驚きでした。
人口急増やforeign investorsのモノポリーで、
家賃や物価が高すぎて住みにくくなってしまったバンクーバーから引っ越してきた身からすると、正直複雑な心境です。。
ぼくは政治の知識があまりないですし、PRなので投票権もないですが
どっか良いバランスの政党はないんですかねー?
にじさん、こんにちは❣️
今日もコメント頂いて感謝しております🙇♂️
選挙の結果を見て、各政党の党首が、人気投票数と議席数の差が激しいのは民意を正確に反映していないと、比例選挙制も考慮するべきだとか話していましたね。
人気投票の結果を見ても、ケベック州がどれだけ保守的なのかが見てとれると思うんです。
ケベック・ナショナリズム的な教育を徹底して来た結果だと個人的には考えています。
最終的にどれだけバランスの良い初等教育を行っているかが重要なんじゃないかなぁと思っています。
フランス語を守る政策って大切だと思う反面、それを盾にマイノリティーの権利を無視するような政策であってはいけないとも思うんです。
それこそ中国がチベットに向かって行っている政策と何ら変わりなくなってしまう。
ケベックの良いところが段々と薄れて逝ってしまって悲しい限りです。