ケベック州の最低賃金が上がりました⁉️

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こんにちは、けび子( @keviko.com)です。

この最低賃金が上がるのはちょっと複雑な気分です。

州の最低賃金を$15まで上げます❗️

CAQ党首 ルゴー氏

前回の州総選挙の時に掲げていた公約の一つ最低賃金の値上げ。

それからジリジリと上げていましたが、今年でとうとう14.25ドル/時まで引き上がりました。

10年前と比較したら43.9%も値上がりしたことになります。

年度最低賃金増加率(前年比)
2010-59.50
2011-59.651.6%
2012-59.902.6%
2013-510.152.5%
2014-510.352.0%
2015-510.551.9%
2016-510.751.9%
2017-511.254.7%
2018-512.006.7%
2019-512.504.2%
2020-513.104.8%
2022-514.258.8%
ケベック州最低賃金の推移

これだけ賃金を上げても、本当に州民の生活を助けることになっているのかしら?

悲観的なアテシはどうしても悪影響しか思い付かないんです。

アテシが想像する悪影響

  • 企業への負担が増える(特に中小企業)
    • 給与
    • 雇用税
    • 福利厚生
  • 企業は、負担増加分を消費者へ補填するしかない?
  • 所得が増えれば、個人の所得税も多く払う事にならない?
  • 企業が値上げをし始めたら物価も同時に上がる?
  • 給与が上がっても全部が値上げしちゃったら実質生活は変わらない?

色んな市民団体が最低限時給15ドルはないと生活が出来ないなんてスローガンを揚げてデモをしたりしていましたが・・・

ケベック州で特にモントリオール郊外は、家賃が大きな負担になっているのは事実ですよね。

食費だったり光熱費は正直他の州に比べると安いと聞いています。

後は消費税。

低所得者は年末調整の時に一定額還元されるんですが、やっぱり現金で日々流れていくので負担にはなりますよね。

15%ですもんね1

その他にもガソリン代や健康保険料、厚生年金など々。

医療費は無料だったり処方箋も無料か低価格で助かるんだけど、結局は給料から社会保障費として多かれ少なかれ天引きされている訳で。

雇用者側は、会社の規模に関わらず、雇用税として各従業員から天引きした雇用税に割り増しして政府に納税しているのでこの税額負担が増えるのは辛い。

しかも、この税率は下がる気配なく上がる一方で、コロナ禍で運営自体が厳しい経営者への負担は増える一方。

人数が増えたら増えたで、負担する金額は増えるし、労災保険負担も給与総額の2〜5%払うことになってこれまた辛い。

最低賃金を上げますって言うのは簡単で響きは良いのですがその影響って・・・😅

賃金を上げても物価は上がらないってのが前提でしょ、これって。

既に物価もコロナやウクライナ情勢で上がるだけあがって、一般市民だけじゃなくて自営業や飲食業を運営している人たちにも大きな負担が押し掛かっているって言うのに。

なんだかんだ言っても、政府は税金がもっと入って来るから得策のように思えるかもしれんけど、ウチら庶民の生活は本当に潤うのですかね・・・。

結局上げた分の効果が見えずに、来年ももっと上げろって騒ぐんでしょきっと。

負の連鎖ですよ。

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  1. 正確には14.975%。加工されていない食物やおむつなどの生活必需品は免除。 ↩︎
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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 根拠のない賃金の引き上げはインフレーションに繋がる事が多くありますので、政府の方もインフレ防止の対策をしながらやってほしいものですね。政府ってそういうことも考えている!といいつつも実は考えてないよな~的なことが多いですもんね。

    • JPNSFOさん、こんにちは❣️
      今日もコメント本当に有難うございます🙇

      本当に政府への信頼を失う政策ばかりです。
      自分たちが政権に立てることだけばかりの様な気がしてしまいます。

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