2週間前には、コロナ感染防止の行動規制が緩和されたケベック州。
今でもマスク着用義務はあるのものの、映画館は初めスポーツジムや飲食店でも入店の人数規制や営業時間規制なども無くなり多くの人でレストランや各種店舗が賑わっています。
お隣のオンタリオ州ではマスク着用義務も解除しました。
ケベック州は来月中旬を計画しているそうです。
そんな中、ケベック州当局は現在のコロナ状況を次のように発表しています。
- 病床使用数: 1,000+
- 集中病床使用数: 48
- 新規感染者数: 907人
- ワクチン接種総数: 18,571,415件
この発表を見て数字の怖さを改めて感じています。
ケベック州では一般市民はPCR検査を受けることが出来ません。
この『新規感染者数の907人』って一体じゃどう言うことですか?
実態はこれ以上の感染者がいる可能性が高いんだと思うんですよ。
規制緩和へ踏み切る理由を、感染予防規制へのファティーグ(疲労)が一番大きな原因だとしているケベック州当局。
更に、感染経路についても政府の追跡はストップしている状態。
各自でしてくれと突き放されています。
【病気感染予防 < 病床数・ICU必要数管理】 へとシフトした感じです。
だとしても、病床使用数は上がったり下がったりしているので絶対に減っている訳じゃない。
本当に規制を緩和しても良いの?
面白いのはケベック州ではワクチンの接種率は随分と高い方だと思います。
- 1回目だけ接種: 91%
- 2回目まで接種: 87%
- 3回目も接種: 52%
一時期は、ワクチン接種をしない人たちには別途税金を課すだとか言う話も出ていました。
結構強硬な態度を示した政府が多くの人たちの足をワクチン接種所に向かせたんだと思います。
冬もそろそろ終わりを告げ春が顔を覗き出し始めている最中のケベック州。
長く寒い冬から解放され、天気が良くなり気分もアップするこの時期に、政府が規制を緩和することで、多くの人たちも気を緩めてしまう。
今まで必死に行動規制して出来るだけ感染しない様にソーシャルディスタンスだ、マスクだ、3密回避だと騒いでいたこの2年間は一体何なんだろう。
こう言った政府対策の発表だったり正当化だったりが、どうも最近気に入らない。
ご意見番見たいな政策発表。
データやサイエンスを基にしていると言いながらも実際の政策や法案だったり規制緩和との関連性については弱い。
今までの緩和で苦労して来たことが無味になってしまうことになりそうで本当に疲れがドッと出る感じが否めません。
秋口にはまた行動規制とかにならないか不安です。
#COVID19 – En date du 20 mars, voici la situation au Québec: https://t.co/pwoUoaBgaF pic.twitter.com/2cEehr6lS7
— Santé Québec (@sante_qc) March 21, 2022
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