カナダの日はケベック州では引越しの日

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こんにちは、けび子( @keviko.com)です。

先日はカナダの建国記念日「カナダの日 CANADA DAY」でした。

例年とは違いお祭り気分ではありませんでしたが、ウチらはお友だちカップルとビザを囲んで軽く井戸端会議をしながら過ごしました。

このカナダの日の7月1日。

実はケベック州では「引越しの日 Moving Day」なんです。

目次

歴史

元を正すとなんと18世紀まで遡ります。

ケベック州のある地域はフランス領でした。

フランスと同様に封建制度が取られていました。

藩主が寒い冬の間に借主や農家の人たちを追い出すことが出来ないよう人道的処置として全ての契約を5月1日から1年間とすることを法律で定めたそうです。

これが引越しの日の始まりだそうです。

1970年代

1973年に春先で悪天候が続く日もある5月よりも夏に「引越しの日」を動かしたほうが良いのではないかと言う議論が出たそうです。

そうする事で、学年を終わらせて引っ越す形になるので児童や親御さんたちも喜ぶし、当時は「Dominion Day」と呼ばれていた祝日を利用しての引っ越しで労働者たちも別に休みを取らずに引っ越しが出来るので喜ぶだろうって事で5月1日から今の7月1日へ変わったそうです。

嫌らしい人は、ケベック州分離主義者1が「カナダの日のお祝いムードに水かける日」などと言っていた人もいるそうです。

今日では

この風習は今でも残っています。

特別法律で定められているわけではないのですが、大半のアパートの賃貸は「7月1日から12ヶ月」となっているのがスタンダードです。

このせいで引越し業者との契約は春先から取り付けておかないと自分で引っ越しする羽目になります。

実際、自分たちで引っ越しをしている人たちが大半かもです。

さいごに

所変われば…って本当ですよね。

アテシも最初「Moving Day」って表現を聞いた時に何のことかピンと来なかったんですけど、長く住んでいると7月1日は多くの人が本当に移動で忙しい。

路駐もトラックを長時間停めれるように特別に市から許可をもらっている人がいたり、そんな許可なく勝手に紐を張って駐車禁止区間を作って住民と揉めていたり、引越しで出た粗大ゴミが山のように道端に放り出されていたり…

そんな光景を見るたびに「Moving Day」を経験して来ました。

田舎での生活を始めてからは滅多に見ることがなくなった引越しの日。

きっと今街の道路は粗大ゴミで溢れているでしょう。。。

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  1. Québec Separetists-ケベック州が独立した国になることを望む人たちのこと ↩︎
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