カナダはケベック州に住んでかれこれ21年が過ぎようとしています。
だんだんと住みにくくなって来たなぁ〜と感じているのは事実。
お仕事がなかったらとっとと別の州へ移住していたと思います。
その一つが仏語話者優先・優越を唱する法律。
この件については色々と投稿しているので暇な時にでもご覧ください。
ケベック州は、『ルイジアナ州みたいにならない様に、仏語を絶対死守する』義務感に背折られている感じ。
とは言っても、歴史的に英語話者として移住している人口も多くいるのが現実。
その人口を無視すると政治的に経済的にも成り立たないのも裏の事実だったりしなかったり・・・
そこで、州の統計調査の結果、英語話者人口が半分以上だった町・村は『Bilingual Status 両語可能なステータス』が与えられる事が法律で定められています。
そしてそういった町や村の近辺には英語で話せる病院が指定される事にもなっています。
こないだはこれを無視して『全病院で仏語優先であるべきだ』なんて方針を発表したせいで大騒ぎになりました。
政府も結構叩かれましたね。
今日、州民を安心させる為に英語が話せる病院のリストを発表しました。
リストの中には、人口は法律で認められた数未満だけども、OQLF(ケベック州フランス語事務局)が英語の使用を認めた病院も含まれています。1
驚いたことに、中国語やイタリア語などが話せる病院も認められているんですよ。
この辺りもケベック州に昔から多くの中国人やイタリア人が移住して来たことを指していると思います。
ウチらの自宅近所だと『Lakeshore General Hospital 』になるんですが・・・
色々と問題のある病院でして😱
ウチらは避けております。
凄く良いケアを受けたって人も多くいるんですよ。
でも余りにも悪いイメージが先立っていて中々行けません。
周りの人たちもあそこだけは避けろって言うくらい。
主治医の先生が、モントリオールで一番大きな英語病院にも勤務しているので、緊急の場合はそこに行くことにしています。
救急車を呼んだ場合は無条件で近所の仏語病院へ連れて行かれますが・・・😭
この辺りもう少し考えて欲しいところですね。
少なくても英語で問題なく病院に行けるのがこうやってリストとして確認出来たのは安心です。
もっと早くこうしてくれれば良かったのにって思いません?
- 特にアメリカとの国境近辺で昔から英語話者人口が多かった地域で、次の英語が話せる病院との距離が遠すぎるなど特別な考慮が認められた地域や病院。 ↩︎
コメント
コメント一覧 (2件)
おはようございます。
州政府がどの言語で医療サービスを行うのか認可する事自体が、は~っ?って感じですよね。
医療サービスを他言語で受ける事の不安は州議会の議員さんも一緒だと思いますけどね。
Giroさん、こんにちは〜❣️
今日もコメント有難うございます🫶
この言語戦争の行く末はいかに・・・
歴史上多くの英語話者人口がいるんですからその人たちを抹消しない限りは完全仏語オンリーって無理な話。
それよりもどうやってみんなが生活しやすくなるか、共存しやすくなるかを焦点にして欲しい限りです。